臨床検査科のご案内
更新日:2020年10月21日
臨床検査とは・・・
病状の把握や治療効果があるかを調べたり(診断・治療)、どこかに病気が潜んでいないかを調べたり(健診)するための検査のことです。医師がより正確な病気診断を行えるよう、臨床検査技師が実施しています。
臨床検査科では…
患者さまから採取される血液や尿などの成分を、機器や試験紙などを使用して分析測定する「検体検査」と、心電図や超音波検査など、直接患者さまに接して行う「生理検査」を行っております。
方針
「正確に・迅速に・親切に」をモットーに、日々よりよい検査を提供できるよう学会や研修会などに参加しています。また、内部精度管理・外部精度管理(日本医師会・日本臨床検査技師会・埼玉県医師会・日本総合健診学会など)への参加を通して検査の質の向上に努めております。
業務内容
検体検査グループ
一般検査
尿・便・髄液・胸水・腹水などの性状や成分を分析します。中でも、尿検査では、尿がつくられる腎臓や尿路系の異常だけでなく、全身の情報を知ることができます。また、便潜血検査では、大腸がんの発見に役立ちます。
生化学検査
血液や尿中の蛋白質・脂質・糖質・電解質・酵素などを測定することで、肝臓や腎臓などの臓器の機能・炎症の度合いなどがわかります。また、メタボリックシンドロームなどの判定にも役立ちます。
糖尿病検査
血糖の値とHbA1cの値から糖尿病の診断・治療の状態を知ることができます。
血液学検査
血球の数や形態・血液凝固能などの検査を行います。貧血や白血病、炎症の度合いや感染症などがわかります。
免疫血清検査
肝炎などの感染症の診断のために血清中(血液)の抗原や抗体を調べます。また、腫瘍マーカーの測定や血液型検査、輸血ができるかどうかの検査も行っています。
細菌検査
喀痰・尿・便など様々な材料から病気の原因となる細菌を検出し、どのような薬が効くのかを調べます。また、インフルエンザやA群溶連菌などの迅速検査も行っています。
病理細胞診検査
患者さまから採取した組織や細胞を顕微鏡で観察し、悪性細胞がないかを調べます。認定病理医と細胞検査士が担当しています。
生化学自動分析装置
生理検査グループ
心電図検査
心臓は休みなく働くポンプとして、1日に約10万回収縮と拡張を繰り返しています。心電図検査は、心臓の動きに伴って発生する電気的変化を増幅し、波形として記録したものです。不整脈や心肥大・狭心症・心筋梗塞などがわかります。運動後の心電図を記録する負荷心電図検査や24時間連続記録するホルター心電図検査も実施しています。
超音波検査
腹部に超音波を当て、臓器から返ってくるエコーを受信して映像化します。肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓などの臓器の異常を知ることができます。他に、心エコー(心臓)・頚動脈エコー・表在エコー(甲状腺など)を実施しています。この検査は苦痛もなく、X線の被爆もない安全な検査です。また、検査科では技術・知識の向上のため、超音波検査士の認定取得に力を入れており、現在6名が資格を有し検査にあたっています。
脳波検査
脳波とは、脳神経細胞の活動によって生じる電気的変化を増幅し、波形として記録したものです。この検査では、脳活動に急激な変化をきたす疾患や意識障害の有無など、脳の機能を知ることができます。
呼吸機能検査
肺活量と息を吐き出す速さを同時に測定することにより、肺の異常の有無を調べるものです。ぜんそく・肺気腫などがわかります。
血圧脈波検査
両手上腕・両足首、計4か所の血圧と脈波を同時に測定することにより、血管の硬さ・詰まりを調べて動脈硬化度を診断する検査です。苦痛もなく短時間で血管の状態がわかります。
超音波検査
リンク
お問い合わせ
所沢市 市民医療センター事務部 総務課
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