第4回(12月)定例会 議員提出議案
更新日:2013年1月17日
第4回(12月)定例会 議員提出議案
議員からは、「慢性の痛み対策研究経費の確保を求める意見書」が提出され、全会一致で可決しました。
可決した意見書
慢性の痛み対策研究経費の確保を求める意見書
所沢市議会は平成22年7月1日、手足などに激しい持続的な痛みを伴うRSD(反射性交感神経性ジストロフィー)について、「RSD(CRPS)の難病指定を求める意見書」を全会一致で採択した。その後、平成23年度よりRSD(CRPS)を含めた「慢性の痛み対策研究事業」が1億3,000万円の予算で開始され、平成24年度には「からだの痛み相談・支援事業」も行われるようになった。
慢性の痛みに関する研究を継続的に実施するための基盤を形成すること、効率的かつ効果的な行政施策を実施するために必要な情報を収集すること、病態解明や客観的な評価方法の確立や画期的な診断・治療法の開発等を推進することを目的とする「慢性の痛み対策研究事業」は、これから研究が軌道に乗り、RSD(CRPS)をはじめとする慢性疼痛患者は研究の成果を心待ちにしているところである。
しかしながら、平成25年度の厚生労働省の概算要求において、「慢性の痛み対策研究経費」は、約6,800万円で、他に増額された研究経費が数多くあるにもかかわらず、最も大幅な減額率(前年度予算比約40%減)となっており、慢性疼痛患者は「治療法の開発など進むのだろうか」と非常に心配している。RSD(CRPS)等の「治療法が確立していない」現状を鑑みると、今後も慢性の痛み対策については安定した研究の継続が求められている。
よって、国においては「慢性の痛み対策研究事業」について、来年度以降も安定した研究の継続のために十分な予算を確保するよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成24年12月25日
所沢市議会
提出先 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 財務大臣 厚生労働大臣
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