長源寺四脚門

更新日:2019年10月16日

 長源寺の四脚門しきゃくもんは、正面に唐風の優雅な彫刻が浮き彫りされた総欅造りの山門です。四脚門しきゃくもんとは、主柱2本に付随して控柱が前後に2本ずつ合計4本あることから、このように呼ばれます。
 間口は290センチメートル、主柱と前後の控柱との間隔は170センチメートル、主柱の断面は38センチメートル×25センチメートル、控柱の断面は24センチメートル×24センチメートルあります。門扉は閂付きの内開き戸、屋根は反り破風の切妻造、軒は二軒桟瓦葺です。棟札などの造立年代を裏付けるものはありませんが、構造手法からみて江戸時代後期の建築と推測されます。
 長源寺は、古くは天台宗であったと伝わりますが、元亀・天正年間(1570年~1592年)の頃、大石道俊(定久)によって中興開基され、以来、曹洞宗の寺として今日に至っています。
【指定年月日】昭和48年9月7日
【所在地】所沢市下安松487番地(長源寺)

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