赤ちゃんのむし歯予防【こども家庭センター】

更新日:2024年4月1日

歯と口の健康は、子どもの健康・成長につながります。
乳歯は、永久歯に比べてエナメル質と呼ばれる歯の表面の層が薄く、
むし歯になりやすいめ、周りの大人が子どもの口の中の状態を確認し、
しっかりと乳歯ケアをしてむし歯から子どもの歯を守りましょう。

むし歯菌はうつる?

むし歯はミュータンスレンサ球菌というむし歯菌が原因でできます。
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌は存在せず、1歳6か月から2歳7か月頃までに、身近にいる保護者などの唾液を通して感染することが分かっています。
赤ちゃんに口移しで食べさせることや箸やスプーンを共有することで、感染しやすくなるため注意が必要ですが、赤ちゃんの健やかな成長のためにもスキンシップは大切です。
周りの大人自身がむし歯を治療する、歯みがきを丁寧に行うなどお母さんをはじめ、家族全員でお口の中をきれいにする事を心がけましょう。

乳歯の歯みがきケア

乳歯が1本でも生えてきたら、仕上げみがきを始めましょう。
はじめのうちは機嫌のよいときに膝の上に寝かせ、お子さんのほっぺたや唇をさわったりして、口をさわられることに慣れさせるところから始めます。慣れてきたら歯ブラシに変え、仕上げみがきをしてあげましょう。
歯みがきが上手にできてもできなくても、終わったら必ず褒めてあげてください。
初めのうちは嫌がりますが、毎日続けることで慣れてきて、上手にできるようになります。保護者の方による仕上げみがきは、10歳くらいまで必要になりますので、
乳幼児期から歯みがき習慣・仕上げみがき習慣を身につけていきましょう。

動画で見る乳幼児の歯の健康

仕上げみがきについて

◇歯ブラシの選び方
・毛先短め
・歯ブラシのヘッド小さめ
・仕上げ用とお子さん用の2本用意(同じ種類ものを2本でもよい)

◇歯みがきの姿勢 
 足を開きその間に子どもを仰向けに寝かせてみがきます
 嫌がったり動いたりしてしまう場合は、子どもの体をももとひざで挟んで
 固定しましょう

◇歯ブラシの持ち方
 えんぴつを持つように少し短めに握ります 

◇歯ブラシの動かし方
・歯ブラシを歯の表面に直角に当てます
・優しい力で左右に小刻みに動かします

◇仕上げみがきのポイント
 上の前歯をみがくとき、上唇小帯(上唇の裏側にあるすじ)に歯ブラシが
 あたるととても痛いので、歯ブラシを持っていない反対の手の人差し指で、
 上唇小帯をガードしてあげましょう。

フッ化物を上手に活用しよう

フッ化物は歯の質を強くして、むし歯になりにくくします。また、歯を溶かす酸の発生を抑えるので、フッ素入りの歯みがき剤やフッ素ジェル・フッ素スプレーなどを利用することも、むし歯予防に効果的です。
歯みがき剤などは、乳歯が生えた直後から使用できますが、うがいができるようになるまでは仕上げみがきのみで歯みがき剤を使用し、最後にガーゼなどで拭き取るようにしましょう。
フッ素入りの歯みがき剤等を使用する際は、必ずフッ素濃度を確認してから使用しましょう。

お問い合わせ

所沢市 健康推進部 保健センター健康づくり支援課
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