こころの健康とストレスについて
更新日:2023年3月15日
[こころ]と[からだ]はつながっています
こころの健康には、身体の状況、社会的状況、経済的状況、住居や職場の環境、対人関係などが影響し、特にこころと身体の状態は密接に関係しています。
- 風邪をひく
- お腹の調子が悪い
- 歯が痛い
こんな時に気分が晴れず、元気が無くなるのは、からだの状況が「こころ」に影響を与えているためです。
- 恥ずかしくて顔が赤くなる
- 緊張して手に汗をかく
- 悲しくて食欲がなくなる
これは、こころの状況が、[からだ]に影響を与えているためです。
[こころ]とストレス
わたしたちのこころは、たえずストレスを受けています。ちょっとしたストレスであれば、はね返すことができ、それをバネにしてさらに能力を発揮することができます。例えば目標や夢などはやる気を引き出したり勇気をくれたりします。
人間は成長していく過程でさまざまな課題と出会い、それを乗り越えることで成長していくことができます。このような適度なストレスは人生を豊かにします。
しかし、ストレスが大き過ぎるときや小さなストレスがたまり過ぎると、はね返すことができず、うまく乗り越えられず、行き詰まってしまうこともあります。この「悩みで行き詰まった状態」がストレス状態です。
ストレスレベルの一例・対処の仕方
レベル1
- 体の疲れを感じる。
- 「肩こり」「血圧が上がる」等の症状。
これらは身体が出す注意のサインです。
休養や気分転換などで、早目のストレス解消を心がけてください。
レベル2
- 疲労から興奮状態や脱力感に陥る時期です。
- 胃腸等の身体の症状が現れる場合があります。
仕事や家事の負担が大きく、ストレスを強いる状態です。
心療内科などへの相談、仕事や家事の負担を見直しが有効です。
レベル3
- 電池が切れたような状態になることがあります。
- 自分の努力では回復できない場合があります。
積極的な休養や治療が必要な場合があります。
相談機関や医療機関にご相談ください
季節と年度の変わり目には、とくにご注意ください。
3月から4月は、定年や卒業、転勤、転居などの様々な出来事に出会います。これらの多くはご本人やご家族にとって環境の変化をもたらし、今までとは違う対応が必要になります。人間にとって環境の変化はストレスであり、入学や昇進といったうれしい出来事だとしてもストレスになります。
ストレスと上手につきあい、こころの健康管理
私たちは日常的にストレスを体験していますが、普段から意識をしなくても、ストレスから自分を守る方法や行動をとっています。
しかし、現代は「ストレス社会」と言われます。職場や学校、地域、経済状況の不安定さや災害など、過去に比べると私たちがストレスを多く受けやすい社会です。
そんなストレス社会だからこそ
ストレスを
- 貯めない
- 抱え込まない
- 明日に持ちこさない
ために、積極的にストレスから身を守る方法を身に付け実践したいものです。
ストレスから身を守るコツ・気分転換
- ある問題を抱えると、ついその問題にばかり意識が行き、意識し過ぎて逆に解決方法がわからなくなることがあります。そこで、別のことに意識を向けることで心の余裕を作るのが「気分転換」です。
- それにより問題が解決するわけではないのですが、一時的に問題を忘れることで、気持ちに余裕ができたり、視点が変わったりして、問題解決のアイデアが生まれることがあります。
- 気分転換で脳を休息させることは、ストレスから身を守る有効な方法なのです。ただし、とても疲れているときなどは、ゆっくり休むなど「休息」をとりましょう。
- またポイントは、気分転換の方法をできるだけ多く持つことです。
- 例えばお酒を飲むことだけがストレス解消法の場合は、アルコール依存症になる危険性があります。毎日の暮らしのなかで自分に合った方法を見つけていきましょう。
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金魚鉢のイラスト
お問い合わせ
所沢市 健康推進部 こころの健康支援室
住所:〒359-0025 所沢市上安松1224番地の1
電話:04-2991-1812
FAX:04-2995-1178