横田基地での工事に伴う土砂の搬入について（平成31年4月から令和2年4月）

平成31年4月から令和2年4月にかけて、横田基地での工事に伴って発生する土砂の所沢通信基地への搬入・たい積が米軍によって行われました。

土砂たい積場所位置図

約44,000立方メートル
（当初計画での搬入予定量は37,000立方メートル）

横田基地における米軍直轄工事に伴い発生する土砂を所沢通信基地に搬入する計画があるとの情報提供が防衛省北関東防衛局からありました。
横田飛行場での工事に伴う発生土の所沢通信施設への搬入について(PDF:582KB)

搬入される土砂が汚染土壌や産業廃棄物等を含んだものでないことを証する書類の提供の可否について、北関東防衛局に対して照会を行いました。
FAC3049所沢通信施設における土砂等の搬入について（照会）(PDF:369KB)

所沢市基地対策協議会では2月6日に臨時役員会を開催し、土砂搬入の中止要請を行うことを採択。同日付で北関東防衛局に対して要請書を提出しました。
所沢通信基地への土砂等の搬入について（中止要請）(PDF:467KB)

2月6日に行った所沢市基地対策協議会からの中止要請に対し、米軍から「本件事業の実施に当たっては、可能性のある全ての安全上及び環境問題に確実に対応するため、あらゆる措置を取り、また、市民の皆様との相互の理解並びに良好な関係を引き続き尊重していく。」として、予定通り搬入を行う旨の回答がありました。
この回答を受けて、所沢市基地対策協議会では2月26日に臨時役員会を開催し、引き続き土砂搬入の中止を求めていく方針を確認。2月27日、北関東防衛局に再度、要請書を提出しました。
所沢通信基地への土砂等の搬入の中止について（再要請）(PDF:516KB)

市では2月5日付けで搬入される土砂の性状等を証する書類の提供の可否について照会を行いましたが、すべての資料が提供される前に、工事車両の出入りに使用するゲートを設置するための工事にかかる承認申請書が市建設部に提出されたことから、北関東防衛局に対して要請を行いました。
FAC3049所沢通信施設への横田基地からの土砂等の搬入について(PDF:555KB)

米軍が実施した土壌調査の結果が提供されたものの、調査の実施から相当期間が経過していること等を勘案し、3月6日、改めて国の責任において土壌調査を実施するよう北関東防衛局に要請しました。
FAC3049所沢通信施設への土砂搬入に係る土壌汚染調査について（依頼）(PDF:472KB)

3月6日付けで提出した要請書に対して、北関東防衛局より3月13日付けで「米側からは、当該土砂について、土壌汚染調査の結果、汚染はされていない旨確認できたと説明を受けています。当局としては、米側の行った土壌汚染調査は土壌汚染対策法に基づく日本の指定調査機関において実施されたものであること、また、その結果についても土壌汚染対策法の特定有害物質が全てにおいて基準値内であることを確認しており、改めて調査を行う必要性があるとは考えておりません。」との回答がありました。
これに対して3月15日付けで、改めて国の責任において土壌調査を実施するよう求める要請書を提出しました。
FAC3049所沢通信施設へ搬入される土砂の汚染調査について（要請）(PDF:435KB)

3月19日から行われていた土砂搬入用の仮設ゲートの設置工事が完了する

3月15日付で提出した土壌調査の実施についての再要請に対して、北関東防衛局より「米側からは、当該土砂について、土壌汚染調査の結果、汚染はされていない旨確認できたと説明を受けています。当局としては、米側の行った土壌汚染調査は、土壌汚染対策法に基づく日本の指定調査機関において実施されたものであること、また、その結果についても、土壌汚染対策法の特定有害物質が全てにおいて基準値内であることを確認しており、改めて調査を行う必要性があるとは考えておりません。また、米側からは、当該土地の使用形態等に鑑みれば、汚染があるとは考えられない旨説明も受けています。」との回答がありました。

市長のコメント(PDF:4KB)

所沢通信基地への土砂搬入が開始される

平成31年4月15日撮影

令和元年5月24日撮影

横田基地での工事により発生する土砂が所沢通信基地に搬入されたことを受け、所沢市基地対策協議会は、当該土砂のたい積箇所が未利用地と考えられるとして北関東防衛局に対し、土砂たい積場所を含む所沢通信基地の一部を返還するよう米軍に働きかけることを求める要請書を提出しました。
所沢通信基地の一部返還について（要請）(PDF:583KB)
所沢市基地対策協議会からの要請書に対して、北関東防衛局より「要請された土砂搬入区域の返還について、米軍からは『当該区域も通信基地の機能維持のために必要な土地であることに変わりはない』との説明を受けている。当局としては地元の方々からの要望を米軍に伝えていくなど対応していく。土砂の搬入にあたっては周辺の環境や地域の安全に十分な配慮が払われるよう、引き続き米軍に対して要請していくとともに、関係自治体への情報提供に努めていく。」との回答がありました。

土砂搬入用の仮設ゲートに接道する歩道の復旧工事など関係する全ての作業が完了する。