所沢市における周辺より放射線量の高い個所(ミニスポット)への対応方針について
更新日:2012年4月2日
【基本的な考え方】
本市では、平成23年3月に発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い、放射線量に対する市民の関心・不安が高まっていることから、空間放射線量について6月から市内10か所の公共施設において、地表5cm、50cm、1mの地点において定点測定を実施しています。その結果、これまで市内における空間放射線量は毎時0.04〜0.12マイクロシーベルトであり、日常生活に支障のない値です。
しかし、他市において放射線量の比較的高い個所(いわゆるミニスポット)が確認され、その対応が問題となっていること、また、市民からも保育園、小学校、公園等における放射線量を心配される問い合わせも多数寄せられている状況となっています。
このような状況から、現在実施している定点測定のほか、特に子どもが利用する頻度が高い公共施設等について優先的に放射線量の測定と除染を実施します。また、道路等、それ以外の公共施設においては周辺における人の利用状況等を勘案し、必要に応じて測定と除染を実施します。
なお、本指針は最新の情報や知見に基づき改訂したものであり、当面はこれにより対応します。
《参考とした資料》
- 「当面の福島県以外の地域における周辺より放射線量の高い個所への対応方針」(平成23年10月21日 内閣府、文部科学省、環境省)
- 「放射線測定に関するガイドライン」(平成23年10月21日 文部科学省、日本原子力研究開発機構)
- 「除染関係ガイドライン」(平成23年12月 環境省)
- 「放射性物質による局所的汚染箇所への対処ガイドライン」(平成24年3月 環境省)
測定場所
1 優先的に実施する施設
保育園、幼稚園、児童館、児童クラブ、小学校・中学校、公園、こども広場 等
2 その他の施設
道路等、1 以外の公共施設
※周辺における人の利用状況等を勘案し、必要に応じて測定等を実施する。
測定方法
各施設所管課等が簡易型測定器(環境対策課が貸与)を使用し、各施設共通の測定地点の他、高線量が予測される個所(雨水・排水が集まる場所、風雨等により泥・土等が溜まりやすい場所、樹木の周り等)を測定し、その結果を環境対策課へ報告する。環境対策課は全体の状況を集約する。
除染の目安
地表1cmで毎時1マイクロシーベルト以上の値が検出された場所については、直ちに除染対策を実施する。
一方、毎時0.23マイクロシーベルト以上、1マイクロシーベルト未満の地点については、当面要監視場所としてマーカー等による注意喚起を行い、利用者等へ周知する。
除染方法
除染については国が示しているガイドライン等に準拠した方法で実施する。
原則としてそれぞれの所管課・施設管理者等が実施する。
除染土壌の保管
除染により生じた土壌については、原則としてそれぞれの所管課・施設管理者等が各施設の敷地内に、埋設保管、屋外保管、屋内保管のいずれかの方法により保管する。
除染後の状況確認
除染後の状況を確認するため、各所管課において簡易型測定器により、再測定を半年から1年の間に1回以上実施し、その結果に基づき、以降の再測定の必要性について検討する。測定結果は環境対策課に報告する。
今後の考え方
- 除染の具体的な方法等については、所沢市の「所沢市における周辺より放射線量の高い個所(ミニスポット)の測定・除染等の手引」に従い、関係部署と協議し、実施していく。
- 市民・事業者による独自測定結果に係る情報等の収集と内容の把握に努める。
- 市民・事業者による独自測定において、高い値を検出したとの情報等があった場合には、必要に応じ環境対策課が再測定等を行う。
対応状況について
- 所沢市における周辺より放射線量の高い個所(ミニスポット)への対応状況(第5報)
- 所沢市における周辺より放射線量の高い個所(ミニスポット)への対応状況(第4報)
- 所沢市における周辺より放射線量の高い個所(ミニスポット)への対応状況(第3報)
- 所沢市における周辺より放射線量の高い個所(ミニスポット)への対応状況(第2報)
- 所沢市における周辺より放射線量の高い個所(ミニスポット)への対応状況(第1報)
お問い合わせ
所沢市 環境クリーン部 環境対策課
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 高層棟5階
電話:04-2998-9230
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