狭山茶ができるまで
更新日:2011年12月8日
所沢市の特産品である狭山茶の一般的な製茶工程をご紹介します。
ご紹介する画像等については現在の製茶方法とは多少異なる部分がございます。
製茶工程1
茶娘による茶摘み
生葉(摘み取った茶葉)
1 茶摘み
摘採方法は手摘みと機械摘みの2種類あり、春夏の年2回行われます。
2 蒸す
酸化酵素の活性を失わせ、青臭を除き茶葉の柔軟性を増して、緑葉固有の緑色を保ち、煎茶特有の水色を得ます。
3 粗揉(そじゅう)
揉みながら徐々に乾かしていく操作で、特に香味を発揚させます。
4 揉捻(じゅうねん)
揉捻は粗揉した葉の揉み不足を補い水分を均一にし、その後の整形操作を容易にします。
5 中揉(ちゅうじゅう)
揉捻の終わった茶葉を適度に揉みながら乾かし、形を整えやすくします。
蒸した茶葉
製茶工程2
6 精揉(せいじゅう)
中揉工程を終えた茶葉を更に乾かし、茶葉の形状を整え締まりをつけます。精揉を終えた茶葉の水分は28パーセント程度となります。
7 乾燥
精揉を終えた茶は、速やかに乾燥して水分6パーセント前後とします。
8 再製加工
再製加工は外観が不揃いで粉、木茎等が混入している荒茶を分離するとともに太さ、長さ、重さを揃え、仕上茶とし、商品価値を高めます。
9 火入れ
火入れは再製の終わった仕上茶がまだ水分を含み、長期の貯蔵に耐えられないので、これを含有率3パーセント程度まで乾燥し、貯蔵に耐えられるようにするとともに、香り・味の発揚をはかります。
10 完成
完成したお茶は50グラムや100グラムずつ袋詰めにして販売されます。
11 おいしく狭山茶を飲む
下記のPDFファイルをご参照ください。
- ポイント1:熱湯ではなくぬるめのお湯で入れる
- ポイント2:急須をゆすらない
- ポイント3:濃さが同じようになるように湯呑みに少しずつ注ぐ
- ポイント4:最後の一滴まで残さず入れる
下記の画像は荒茶といい、再製加工する前の段階です。一般的に販売されているのは仕上茶といい、再製加工を終えたお茶になります。
荒茶
農業祭で販売した狭山茶
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お問い合わせ
所沢市 産業経済部 農業振興課
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