柳瀬の魅せどころ（令和3年12月号）

■　実業家・茶人として知られる松永安左エ門の別荘であった柳瀬荘があり、主要建物の黄林閣は国の重要文化財
■　昔、地区内の柳瀬川沿いには水田が広がっていた

　柳瀬地区には、国の重要文化財に指定された建物があることをご存じですか？江戸時代・天保期の民家の特色を残す「黄林閣」です。

　立派なかやぶき屋根を持つ黄林閣では、屋根の保全や虫よけのため、毎月第2木曜にかまどの火焚きを実施。かまどに火を入れ、大量の煙で屋根を燻（いぶ）します。この活動を支えるのは、柳瀬地区まちづくり協議会文化部の「かまど火焚きの会」による、地域のボランティアです。地区の自慢である黄林閣を後世に受け継いでいくため、活動を続けています。

　これからも地域のつながりを大切にしながら守り続けます。