消防団の組織など

所沢市消防団は団長、副団長、団本部分団長、女性消防団員で構成する団本部と市内10個の分団をもって組織しています。

消防団は、火災をはじめ、地震・風水害等の様々な災害に対して献身的に活動します。また、平常時には自主防災組織の育成など地域における防災リーダーとしての役割も求められていることから、消防団活動の活性化を進める必要があります。
消防団活動の活性化にあたり、当市では、所沢市総合計画に基づき消防団車両の更新、車庫詰所等拠点施設の建設事業を進めています。また、消防団員の活動をサポートするために安全装備品の充実や大規模災害時を想定した救助活動資機材等の配備、消防団員の待遇を改善するために消防団応援ショップ事業の推進、公務災害補償・福祉事業の充実や団員報酬の増額等に取り組んでいます。
今後も、入団促進事業の推進や応援活動体制の整備等を進め、消防団活動の活性化を図るとともに、救命率向上のために普通救命講習の受講を推進するほか、より実践的な研修訓練を実施し、市民の信頼にこたえる消防団を目指します。

消防団は、その起源からも「わがまちを守る」という地域に密着した組織です。
しかし社会情勢が変化し、地域住民相互の関わりが薄くなっている中で、世代や職業を超えた組織として、また住民相互、住民と行政のパイプ役として、その役割はますます重要となっています。特に、地域に住んでいればこそ知り得る災害時要援護者の把握、防災に対する住民要望などを行政に伝達することは、地域コミュニティの要である消防団の重要な任務でもあります。また、近年国内外を問わず大変大きな自然災害が発生している中で、住民の不安を軽減させるため、消防団は災害時に備えさまざまな訓練を行い、地域の自治会等が主催する防災訓練などの行事に積極的に参加しています。
今後も、市民とのコミュニケーションを大切にし、市民の声をリアルタイムに受けとめながら活動を展開します。

消防団員の職業構成は農業、建設業、飲食業、不動産業、電気・ガス・水道業、サービス業など様々な業種で構成されております。
学生の団員も多数在籍しておりますので、消防団に興味がありましたらお気軽にお問い合わせください。