イタリア共和国・ティエーネ市を所沢市長が訪問しました
更新日:2022年12月12日
【お知らせ】ティエーネ市を紹介する動画を追加しました。
令和4年6月30日(木曜)から7月6日(水曜)にかけて、所沢市長をはじめとする所沢市視察訪問団が、イタリア共和国・ティエーネ市を訪問し視察を行いました。
交流の経緯
東京オリンピック・パラリンピック2020大会で、本市がイタリア共和国のホストタウンとなったことを契機に、航空関連にゆかりのある共通点などから、同国ティエーネ市との交流を進めることとなりました。ティエーネ市は、1920年にローマ・東京間飛行を成功させたアルトゥーロ・フェラリン中尉の出身地であり、「航空発祥の地」所沢との共通点があります。
ティエーネ市との交流は、2019年にティエーネ市より打診があり、これまで調整を進めてきました。今後、「イタリア都市文化交流事業」として交流を継続的に進めていくための合意形成を図るため、このたびの視察訪問を行うこととなりました。
ティエーネ市の基礎情報
- ヴェネト州ヴィチェンツァ県にある人口約23,000人の基礎自治体。
- 県都ヴィチェンツァ北方に広がる平野の中心に位置する。ヴィチェンツァからは北へ約20km、州都ヴェネツィアからは西へ約75km。
- 活発な工業地区があり、中小企業を中心に地場産業が盛んな町。
ティエーネ市の位置
ティエーネ市紹介動画
制作:ティエーネ市
視察内容
視察1日目
- 地元企業(航空・宇宙関連)の工場見学
- 地元経済団体への訪問
- ティエーネ市役所でのセレモニー(覚書の署名など)
- ティエーネ城、大聖堂付美術館の見学
地元企業(航空・宇宙関連)の工場見学
地元経済団体への訪問
ティエーネ市役所でのセレモニー(覚書の署名など)
ジャンアントニオ・ミケルージ市長(画像右)
ティエーネ城
大聖堂付美術館の見学
ティエーネ市役所でのセレモニーの様子は、YouTubeでご覧いただけます。
ティエーネ市を訪れた藤本市長(ティエーネ市撮影)(外部サイト)
視察2日目
- フェラリン生家訪問
- 近隣市(ブレガンツェ、バッサーノ)産業の見学
- 複葉機製造工場の見学
- フェラリン飛行場、ローマ東京ハンガーミュージアムの見学(展示飛行を鑑賞)
フェラリン生家訪問
アルトゥーロ・フェラリンの甥 マリオ氏(画像左)
近隣市(ブレファンツェ、バッサーノ)産業の見学
複葉機製造工場の見学
フェラリン飛行場内の記念碑
展示飛行を鑑賞
パラシュート隊によるパフォーマンス
視察3日目
- 近隣市(トレント)のカプローニ航空博物館視察
- ゴディ・マリンヴェルニ邸(中世貴族の別荘(ヴィラ))を見学
近隣市(トレント)の航空博物館視察
ゴディ・マリンヴェルニ邸(中世貴族の別荘(ヴィラ)
弦楽器四重奏によるコンサート
視察4日目
- ティエーネ市役所見学、事務担当職員との交流
ティエーネ市役所
事務担当職員との交流
アルトゥーロ・フェラリン中尉とは?
1895年、ティエーネ市生まれ。1941年、テスト飛行中の事故により亡くなる。
1920年に約18,000kmの距離を3カ月半かけて日本に到達し、ローマ・東京間飛行を成功させた唯一のパイロット。
ライト兄弟の初飛行からたった17年後の出来事で、飛行機を見たことのない人がほとんどであった日本でも大歓迎を受けた。
フェラリンは所沢市にも訪れ、所沢陸軍航空学校で視察・講演を行ったと言われている(航空ジャーナリスト協会の柳沢光二氏の記事による)。
所沢市在住の宮崎駿監督作品「紅の豚」に登場するフェラーリン少佐のモデルとなった人物。
アルトゥーロ・フェラリン中尉(画像:フェラリン家提供)
ローマ・東京間飛行を紹介する動画
今回の訪問で取り交わされた覚書
今回の視察訪問では、ティエーネ市役所でのセレモニーにおいて覚書が取り交わされました。
内容は、「両市市民、両市の諸団体間の交流促進を図り、ツーリズム・文化・芸術・歴史・スポーツ・経済などの各分野で交流と相互理解を深め」ることなどが盛り込まれています。
覚書に署名する所沢市長(画像左)
今後の交流
今後は覚書に基づき、航空や文化芸術をはじめとする様々な分野で交流を進め、オリンピック・レガシーとして次世代へつながる取り組みを進めます。
また、ティエーネ市長を所沢市に招待するなどし、関係団体や市民との交流も一層進めていきます。
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