イタリア共和国 ティエーネ市代表訪問団が所沢市を訪問しました

更新日:2025年5月26日

2025年5月19日から23日にイタリア共和国ティエーネ市の市長をはじめとする代表訪問団が所沢市を訪問しました。

交流の経緯

 2020年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会で、本市がイタリア共和国のホストタウンとなったことを契機に、航空関連にゆかりのある共通点などから、同国ティエーネ市との交流を進めることとなりました。ティエーネ市は、1920年にローマ・東京間飛行を成功させたアルトゥーロ・フェラリン中尉の出身地であり、「航空発祥の地」所沢との共通点があります。
 ティエーネ市との交流は、2019年にティエーネ市より打診があり、「イタリア都市文化交流事業」として交流を進め、2022年には、所沢市長がティエーネ市を訪問し、継続して交流を図る旨の覚書を取り交わしました。

ティエーネ市について

  • ヴェネト州ヴィチェンツァ県にある人口約23,000人の基礎自治体。
  • 県都ヴィチェンツァ北方に広がる平野の中心に位置する。ヴィチェンツァからは北へ約20km、州都ヴェネツィアからは西へ約75km。
  • 活発な工業地区があり、中小企業を中心に地場産業が盛んな町。

アルトゥーロ・フェラリン中尉について

 1895年、ティエーネ市生まれ。1941年、テスト飛行中の事故により亡くなる。
 1920年に約18,000kmの距離を3カ月半かけて日本に到達し、ローマ・東京間飛行を成功させた唯一のパイロット。
 ライト兄弟の初飛行からたった17年後の出来事で、飛行機を見たことのない人がほとんどであった日本でも大歓迎を受けた。
 フェラリンは所沢市にも訪れ、所沢陸軍航空学校で視察・講演を行ったと言われている(航空ジャーナリスト協会の柳沢光二氏の記事による)。
 所沢市在住の宮崎駿監督作品「紅の豚」に登場するフェラーリン少佐のモデルとなった人物。

所沢市長への表敬訪問

 行程の中で、ティエーネ市ジャンアントニオ・ミケルージ(Gianantonio Michelusi)市長は、所沢市長への表敬訪問を行いました。会談の話題は多岐にわたりましたが、2022年に取り交わした覚書の内容を尊重し、今後も交流を継続する旨を確認いたしました。

所沢市内の視察

 ティエーネ市代表訪問団の皆様には、様々な所沢市の施設を視察していただきました。所沢市の大切な資源である、所沢航空発祥記念館、ところざわサクラタウン、市民文化センターMUSE、狭山茶の茶園である和田園にも訪問し茶摘み体験をしました。
 また、国際航空専門学校や芸術総合高等学校を視察し、学生との交流も行いました。どちらも学生による温かいおもてなしを受け、文化交流として、国際航空専門学校では、東京―ローマハンガーミュージアム協会会長による、大阪関西万博でのイタリア館の展示飛行機についての講義、芸術総合高校でも、イタリア文化の講義や、歌手でもあるティエーネ市長自ら歌い方のレクチャーを行いました。

お問い合わせ

所沢市 経営企画部 企画総務課
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 高層棟3階
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