体を動かそう~運動とは~

更新日:2022年9月14日

体を動かそう


家の中にいると、動く機会や役割を失います。その結果、生活動作がままならなくなり、活動する範囲が狭まる状態(生活不活発病)になりがちです。
特に高齢者では、筋力の低下、うつ状態、知的活動の低下、めまい・たちくらみが起こりやすくなります。
予防するために、動くことを心がけ、ずっと横にならず、身の周りを片付ける、などが大切です。

1.運動とは

運動とは、[健康や楽しみのため身体を動かすこと]です。日常生活での活動とスポーツなどの運動を合わせて身体活動と呼びますが、便利な世の中になった今、意識して身体を動かす事が大切です。健康づくりのための運動は、生活習慣病を予防し、病気による死亡のリスクを低下させ、生活機能を維持して、健康寿命を延ばすために行うものです。また、食事と運動がバランスよく保たれることも健康のためにとても大切です。

(1)運動の効果

◎生活習慣病の予防・改善

  • 心肺機能が高まり動脈硬化を防ぐ
  • ブドウ糖が消費されて糖尿病を予防する
  • 免疫機能が高まりがんを予防する

◎身体機能の維持・向上

  • 筋力が向上し基礎代謝量が増加する
  • 骨を丈夫にして骨粗しょう症を予防する
  • 血行改善し認知機能が向上する

◎精神的な効果

  • 気晴らしやストレスの発散になる
  • 健康感の向上、生活の質の向上
  • 認知症の予防・改善

(2)運動の種類

◎重要な3つの基本運動
ストレッチ、筋力トレーニング、有酸素運動をバランスよく行うと効果的です。

  • ストレッチ...リラックスした状態で筋肉や関節を伸ばす
  • 筋力トレーニング...筋肉に負荷をかけて筋肉(関節)を動かす
  • 有酸素運動...酸素を取り込みながら行う全身を使った運動

(3)運動を行う際の注意

  • 行う前に体調を確認する
  • 行う時間に注意する(空腹時や満腹時は避ける)
  • 水分補給は運動の前後や間にまめに行う
  • 息を止めずに行う
  • 頑張りすぎず無理をしない(気持ちいいが丁度いい!)

(4)実際にやってみよう!

所沢ロイヤル病院の方たちが作成した体操です。

2.姿勢について

(1)姿勢とは

重力に対してバランスをとっている時の体の姿です。立位でも座位でも、せすじが伸びている方は、若々しくみえます。重力にたいして頭・体・骨盤・足を垂直に保ち、左右対称にできれば良好な姿勢といえます。
人間は常に重力にさらされているため、皮膚や筋肉・関節などにある感覚器や眼などからの情報を中枢神経系で処理し、適切な筋力を持続・変化させ姿勢を保っています。起きているだけで重力に抗するための力を使っています。

(2)なぜ姿勢がくずれるのか

使わないことによる筋力低下や加齢による身体機能の低下によって、良好な姿勢を保つことが困難になってしまいます。日常の些細なくせや、お産によって筋力のアンバランスが起きると、姿勢がくずれてしまうのもこのためです。

日々の暮らしの中で、少しだけ意識すると、筋力を使い良好な姿勢を保つことができ、運動も正しい方法で行いやすくなります。

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お問い合わせ

所沢市 健康推進部 保健センター健康づくり支援課
住所:〒359-0025 所沢市上安松1224番地の1
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FAX:04-2995-1178

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