菩提樹池里山保全地域

本市では、平成27年1月30日付、所沢市告示第40号により、所沢市大字山口、上山口の一部を「ふるさと所沢のみどりを守り育てる条例第10条」に基づく「里山保全地域」に指定しました。また、令和4年3月30日付、所沢市告示第129号により追加指定し、約5.1ヘクタールから約5.2ヘクタールへ区域の拡大を行いました。

菩提樹池里山保全地域（ぼだいぎいけさとやまほぜんちいき）

約5.2ヘクタール

狭山丘陵のほぼ中央部に位置し、丘陵地に見られる谷あいの地形（谷戸）が形成されており、コナラを中心とした雑木林、湧水が流れ込むため池、ため池から流れる小川、湿地、市民団体が保全する水田など、里山の自然的景観を有する貴重な自然が残っています。

計画区域は、都市近郊に残された数少ない里山の原風景が残る地域で、「所沢市みどりの基本計画」において、重点的に緑地の保全に配慮を加えるべき地区（保全配慮地区）として設定されています。また、狭山丘陵周辺の散策コースとなっており、市内外の来訪者に里山景観として親しまれています。こうした状況から平成27年1月に最初の区域を指定し、市民団体、民間企業等と共に里山環境の管理に取り組んでいます。
この度は、水田から連続する土地を区域に追加指定し適切な管理を行うことで、一団の緑地としてさらに良好な里山環境と景観の形成をはかるため、区域の拡大を行いました。

保全管理計画に基づき、自然の生態系に配慮したみどりの保全に努めます。
また、みどりの公開性を高め、市民団体、民間企業等の多様な主体の連携を通じ、適正な維持管理を進めます。

里山保全地域内では、以下の行為をする場合、あらかじめ市長に届け出なければなりません。

• 建築物その他の工作物の新築、改築又は増築
• 宅地の造成、土地の開墾、土石の採取、鉱物の掘採その他の土地の形質の変更
• 木竹の伐採
• 水面の埋立て又は干拓
• 屋外における土石、廃棄物又は再生資源の堆積