三ケ島二丁目里山保全地域

本市では、平成28年3月10日付所沢市告示第94号により、所沢市三ケ島二丁目の一部を「ふるさと所沢のみどりを守り育てる条例第10条」に基づく「里山保全地域」に指定しました。また、令和元年10月1日付所沢市告示第266号により追加指定し、約7.6ヘクタールから約9.8ヘクタールへ区域の拡大を行いました。

三ケ島二丁目里山保全地域

約9.8ヘクタール（令和元年10月1日付所沢市告示第266号）

狭山丘陵の北部に位置し、丘陵地に見られる広い谷あいの地形（谷戸）が形成されており、コナラを中心とした雑木林、湿生植物や水生昆虫などが生育・生息する湿地など、里山の自然的景観を有する貴重な自然が残っています。

計画区域は、都市近郊に残された数少ない里山の原風景が残る地域であり、「所沢市みどりの基本計画」において、重点的に緑地の保全に配慮を加えるべき地区（保全配慮地区）として設定されています。平成28年3月に最初の区域を指定し、平成30年度に隣接する「トトロの森・葛籠入湿地水源地」の公有地化をおこなうなど、保全への取り組みを進めています。
こうした状況から、一団の緑地としての保全を更に進め、良好な里山環境を維持するため、令和元年10月に区域の指定拡大を行いました。

保全管理に関する計画を策定し、自然の生態系に配慮したみどりの保全に努めます。
また、みどりの公開性を高め、多くの人との関わりにより適正な維持管理を進めます。

里山保全地域内では、以下の行為をする場合、あらかじめ市長に届け出なければなりません。

• 建築物その他の工作物の新築、改築又は増築
• 宅地の造成、土地の開墾、土石の採取、鉱物の掘採その他の土地の形質の変更
• 木竹の伐採
• 水面の埋立て又は干拓
• 屋外における土石、廃棄物又は再生資源の堆積