特殊詐欺の事例
更新日:2025年1月27日
皆さんの身近に起きている特殊詐欺の代表的な事例(種類)を紹介します。
還付金詐欺
- 還付金詐欺とは、市職員や厚生労働省などをかたった者から電話があり、「医療費や保険料などの還付金がある」「ATMで手続きができる」といった嘘の案内を受け、ATMで言うとおりに操作した結果、お金を送金してしまうという詐欺です。
犯人がよく使う言葉
- 「累積医療費の払い戻しがあります。〇〇色の封筒を送りましたが届いていますか。」
- 「本日中にATMで手続きしてもらえれば、還付金を支払えます。」
- 「後ほど、市役所と提携している銀行から連絡させます。」
対策
- ATMで還付金の手続きはできません。また、市職員や厚生労働省などから、還付金を受け取る手続きでATMを案内することは絶対にありません。
- 家にいる時も、留守番電話機能を設定し、知らない人からの電話にはでないようにしましょう。
預貯金詐欺
- 預貯金詐欺とは、親族、警察官、銀行協会職員等をかたった者が自宅に訪問し、「あなたの口座が犯罪グループに利用されている」「キャッシュカードを取りかえる手続きが必要です」といった嘘の案内でキャッシュカード等を準備させ、隙を見てキャッシュカード等を盗む詐欺です。
犯人がよく使う言葉
- 「あなたのキャッシュカードが不正に使われた形跡があります。」
- 「新しいキャッシュカードを発行するので、今から自宅にカードを取りに行きます。」
対策
- 警察官、銀行協会職員等などの職員が、暗証番号を聞いたり、キャッシュカードを預かりに来たりすることは絶対にありません。
- 家にいる時も、留守番電話機能を設定し、知らない人からの電話にはでないようにしましょう。
- 電話をしていて、「怪しい電話だな」と思ったら、電話を切って家族や警察に相談しましょう。
オレオレ詐欺
- オレオレ詐欺とは、息子や孫などの親族や警察官、弁護士などをかたった者(犯人グループ)から電話があり、親族等が起こした事件や仕事でのトラブルに対する示談金などを名目に、金銭等をだまし取る(脅し取る)詐欺です。
犯人がよく使う言葉
- 「会社のお金が入ったカバンを落としてしまった。株に使いこんでしまった。」
- 「会社の損失補填として今すぐお金が必要だ。」
- 「息子さんがトラブルに巻き込まれてしまい、すぐに保釈金を払わないと起訴されてしまいます。」
対策
- 電話でお金の話が出たら、一旦電話を切り、すぐに家族や警察に相談しましょう。
- 家にいる時も、留守番電話機能を設定し、知らない人からの電話にはでないようにしましょう。
- 事前に家族の合い言葉を決めておきましょう。
- 個人情報や暗証番号を教えないようにしましょう。
架空請求詐欺
- 架空請求詐欺とは、通信事業者(電話会社)や総務省などをかたり、「未払いの料金がある」「今すぐ支払わないと電話が使えなくなる。」といった嘘の案内で、お金をだまし取る詐欺です。
犯人がよく使う言葉
- 「〇時間後にあなたの電話が使えなくなります。いますぐお支払いください。」
- 「今日中にお支払いがないと、裁判所があなたの財産を強制的に差し押さえます。」
- 「支払いはプリペイドカードを購入して、カード裏面の写真をメールで送信してください。」
対策
- 事業者、総務省などが未納料金の支払いをさせるために、コンビニエンスストアで、電子マネー(プリペイドカード)を購入させることは絶対にありません。
- 電話で「現金送れ」「コンビニで電子マネーを買って」という言葉を聞いたら、すぐに電話を切って警察に通報しましょう。
その他の特殊詐欺
- 特殊詐欺の手口は多様化しており、近年では、SNSを用いての「投資詐欺」や「ロマンス詐欺(被害者の恋愛感情を悪用した詐欺)」が台頭してきています。
- これらの詐欺は非常に巧妙で、1件あたりの被害額が高額になる場合もあります。
- 新しい詐欺の手口(情報)を入手、理解し、詐欺の被害から自分と周りの人を守ることが必要です。
お問い合わせ
所沢市 市民部 防犯交通安全課 防犯対策室
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 低層棟1階
電話:04-2998-9090
FAX:04-2998-9061
