所沢の地形
更新日:2022年12月21日
『ところざわ歴史物語』
2から3ページ(1章1節「所沢の地形と武蔵野台地」)に掲載
所沢の地形
所沢市は東西約15.6キロメートル、南北約9.1キロメートルで横に長い形をしています。約72平方キロメートルの面積の大半は台地です。それを削って川が流れ、川に沿って低地が帯状に続いています。
台地は広大な武蔵野台地の一部です。今から100万年~1万年前の氷河期には、暖かくなると氷河が溶けて水面が上昇し、寒くなって凍ると水面が下がることが繰り返され、所沢のあたりも海の底であった時期がありました。
海である時に積もった砂や泥、陸の時に積もった火山灰(富士山や八ヶ岳などの噴火)から、武蔵野台地は成り立っています。
市域の南西部は狭山丘陵です。古多摩川(こたまがわ・今の流路に定まる前の多摩川)が削らずに残った分だけ、周囲の武蔵野台地より一段高くなっています。大小さまざまな水流の源になっており、柳瀬川、東川、砂川(砂川堀)はいずれも狭山丘陵を水源としています。
柳瀬川は、昭和の初めに狭山湖(山口貯水池)が築かれたことによって、堤防のすぐ下の大鐘橋が起点と変わりました。
柳瀬川起点の大鐘橋(上山口)
もうすこしくわしく
『所沢市史 上』3ページ 1編1章「地形のなりたちと地質をさぐる」
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