免疫力を高める生活をしましょう!
更新日:2024年7月26日
新型コロナウイルス感染症は、世界規模で感染拡大が続いており、健康に不安を感じる方が多いと思います。感染しても重症化しないよう、私たち一人ひとりが自身の免疫力を高める生活をすることが大切です。
1.免疫力とは
免疫力とは、外から体内に侵入してくるウイルスや病原菌を防ぎながら、体内に発生する異常な細胞を除去するといった、自分自身の体を守る力をいい、低下すると多くの病気にかかりやすくなります。
健康的な生活をおくるために、日頃から免疫力を高める行動を心がけましょう。
2.免疫力を高めるポイント
(1)栄養のバランスの良い食事をとりましょう。
1)魚類、肉類、卵、大豆等たんぱく質食品は、免疫物質のもととなります。
2)抗酸化作用のある「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」を豊富に含む緑黄色野菜は、免疫力を高め、
粘膜を丈夫にしてウイルスの侵入を防ぎます。
3)発酵食品(納豆、みそ、ヨーグルト等)や食物繊維(海藻、キノコ類等)は、腸の免疫細胞を活性化させます。
4)ごはん、パン、麺類等は、活動のエネルギー源となります。
これらをバランスよく、1日3回食べることがとても大切です。
栄養バランスの良い食事の献立の参考に所沢市公式キッチン(クックパッド)をご覧ください。
(2)適度な運動をしましょう。
1)からだ全体を動かすテレビ・ラジオ体操、ストレッチや軽いスクワット等の運動を1日10分程度位から始めてみましょう。
- 血液のめぐりがよくなって、体温と代謝が上がると免疫力が高まります。また、心臓や肺の機能、体力維持にもつながります。
乳幼児がいるご家庭向けの親子でふれあいながら、体を動かす楽しさを紹介した年齢別の冊子をご覧いただけます。
2)腹式深呼吸
- 横隔膜を大きく動かす深呼吸は、肺の機能を高め、自律神経を整えて免疫力を上げる作用があります。
- 深呼吸をする時は、初めに、普通に鼻から息を吸い口から吐きます。その後、「ゆっくり鼻から大きく吸って、十分吸いきったら呼吸を1秒から2秒止めて、できるだけ長くゆっくり口から吐く」を、5から6回繰り返してみましょう。息を吐く時にお腹をへこませて、吸う時に膨らませるように意識すると効果的です。
(3)十分な睡眠をとりましょう。
- 睡眠は、日中の蓄積された疲労を回復させ、ウイルスに対する抵抗力を高める効果があります。
- 必要な睡眠時間は、年齢や個人差もありますが、6時間~8時間位と考えられています。
快眠と生活習慣について、以下の厚生労働省のeヘルスネットをご覧ください。
(4)生活リズムを整えましょう。
朝の目覚めの時間、夜の就寝時間、食事の時間を規則正しくすると自律神経のバランスが整い、免疫機能を保ちます。
(5)笑いましょう。
- 楽しく笑うことによって、体内の免疫細胞の一つであるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化させることができ、免疫力の向上が期待できます。
- また、笑うと、副交感神経が優位に働きます。副交感神経は、主に夜間、リラックスしているときに優位に働き、身体を回復させたり、内臓の機能を高め、免疫機能を正常にする作用があります。読書、音楽を聴く等、趣味の時間を持ち、気持ちを和ませて過ごしましょう。
感染状況は、日々変化しています。信頼できる情報源から最新の情報を入手するようにしましょう。
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