帯状疱疹予防接種について

更新日:2025年5月29日

令和7年4月1日より、帯状疱疹予防接種が定期接種の対象になりました。
対象の方には、令和7年4月上旬に接種券(ハガキ)を送付しています。接種を希望される方は協力医療機関にご予約のうえ接種を受けてください。
注記:保健センターへの申し込みは不要です。
注記:接種可能な医療機関は下記のリンク先から確認できます。なお、 保健センターでは接種を行っておりません。

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、過去に水痘にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経支配領域に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。
帯状疱疹は、70 歳代で発症する方が最も多くなっています。

実施内容

対象者

所沢市に住民登録のある、次のいずれかにあてはまる方

1.令和7年度(令和7年4月2日から令和8年4月1日)に65歳を迎える方

令和7年度年齢生年月日
65歳昭和35年4月2日から昭和36年4月1日生まれ

2.接種日時点で60歳以上65歳未満で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する方(障害認定1級程度)

3.令和7年度経過措置の対象になる方(令和7年度に70、75、80、85、90、95、100歳を迎える方)

令和7年度年齢生年月日
70歳昭和30年4月2日から昭和31年4月1日生まれ
75歳昭和25年4月2日から昭和26年4月1日生まれ
80歳昭和20年4月2日から昭和21年4月1日生まれ
85歳昭和15年4月2日から昭和16年4月1日生まれ
90歳昭和10年4月2日から昭和11年4月1日生まれ
95歳昭和5年4月2日から昭和6年4月1日生まれ
100歳大正14年4月2日から大正15年4月1日生まれ

注記:100歳以上の方(大正14年4月1日以前の生まれ)は、令和7年度に限りすべての方が対象です。
注記:既に帯状疱疹ワクチンの接種が完了している方(自費での接種を含む)は原則対象外です。ただし、医師に再度接種の必要があると認められた場合には定期接種の対象となります。
注記:1と3の方には接種券(ハガキ)を送付しています。ハガキが届いていない場合は、健康管理課へお問い合わせください。

接種期間

令和7年4月1日から令和8年3月31日

対象ワクチンと費用

種類

(どちらか一方を選択)

自己負担額

(接種1回あたり)

接種回数

接種できない方
注記2

接種に注意が必要な方
注記2

生ワクチン

(ビケン)

5,005円

注記1

1回

(皮下に接種)

病気や治療によって、免疫が低下している方 輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください。

組換えワクチン

(シングリックス)

18,260円

注記1

2回

(筋肉内に接種)

2か月以上(標準的には2か月)の間隔をおいて2回接種

免疫の状態に関わらず接種可能 筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です。

注記1:こちらの自己負担額は、既に市の助成額が差し引かれた額です。
注記2:その他、接種にあたっての注意事項は帯状疱疹予防接種を受けるにあたっての説明書(PDF:145KB)をご確認ください。

  • 自己負担額を医療機関窓口でお支払いください。
  • 生活保護受給者、中国残留邦人等支援受給者の方は無料です。(接種時に「受給証明書」が必要です。)
  • 令和7年4月1日から令和8年3月31日までの金額となります。令和8年4月1日以降は金額が変更となる場合がございますので、ご了承ください。

接種場所

  • ワクチンの在庫状況等により、希望の医療機関で接種できないことがあります。
  • 一覧にない医療機関での接種を希望される方は、予防接種依頼書の発行が必要になる場合等がありますので、健康管理課へお問い合わせください。
  • 実施医療機関に変更が生じる場合があります。

予防接種の流れ

1.事前に医療機関に電話等で予約する
2.接種当日、医療機関で「帯状疱疹予防接種を受けるにあたっての説明書」をよく読む
3.予診票を記入する
4.医師の問診を受ける
5.接種に同意後、署名する
6.予防接種を受ける
注記:予防接種の曜日や時間が決まっている医療機関もありますので、予約時にご確認ください。
注記:組換えワクチン(シングリックス)は計2回の接種となるため、1回目の接種後、接種券は医療機関から返却されます。2回目の接種時には、接種券と1回目接種時の接種済証を忘れずにお持ちください。(1回目の接種を定期接種で実施した場合、予診票の3枚目が接種済証となっています。)

持ち物

  • 身分証「運転免許証、健康保険証等」
  • 自己負担金(接種1回あたりの金額)「生ワクチン:5,005円、組換えワクチン:18,260円」
  • 所沢市から送付される「令和7年度帯状疱疹ワクチン接種券」(ハガキ)
  • 生活保護受給者の方は「生活保護受給証明書」
  • 中国残留邦人等支援受給者の方は「支援給付受給証明書」
  • 60歳以上65歳未満の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害で内部疾患1級相当の方は「身体障害者手帳」

注記:所沢市協力医療機関で接種する場合、予診票は医療機関にあります。

帯状疱疹ワクチンの効果・安全性

ワクチンの効果

 生ワクチン(ビケン)組換えワクチン(シングリックス)
接種後1年時点6割程度の予防効果9割以上の予防効果
接種後5年時点4割程度の予防効果9割程度の予防効果
接種後10年時点7割程度の予防効果

注記:合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

ワクチンの安全性

ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。

主な副反応発現割合生ワクチン(ビケン)組換えワクチン(シングリックス)
70%以上注射部位の疼痛
30%以上注射部位の発赤注射部位の発赤、筋肉痛、疲労
10%以上注射部位のそう痒感・熱感・腫脹・疼痛・硬結注射部位の腫れ、胃腸症状、悪寒、発熱
1%以上発疹、倦怠感痒み、倦怠感、全身疼痛

注意事項

  • 既に帯状疱疹ワクチンの接種が完了している方(自費での接種を含む)は原則対象外です。ただし、医師に再度接種の必要があると認められた場合には定期接種の対象となります。
  • 接種を受ける前に、医療機関にある「帯状疱疹予防接種を受けるにあたっての説明書」を必ずお読みください。下記からも閲覧できます。
  • 対象の方で長期の療養を必要とする疾病により接種期間中に予防接種を受けることができない場合は、健康管理課へお問い合わせください。
  • いずれの帯状疱疹ワクチンについても、医師が特に必要と認めた場合は、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン、高齢者肺炎球菌ワクチン等の他のワクチンと同時接種が可能です。 ただし、生ワクチン(ビケン)については、他の生ワクチンと27日以上の間隔を置いて接種してください。

健康被害救済制度

ワクチン接種では、副反応により病気や障害がある状態になる健康被害が生じてしまうことがあるため、救済制度が設けられています。
詳細については こちらをご覧ください。

参考


帯状疱疹ワクチンリーフレット

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お問い合わせ

所沢市 健康推進部 保健センター健康管理課
住所:〒359-0025 所沢市上安松1224番地の1
電話:04-2991-1811
FAX:04-2995-1178

z-kenkokanri@city.tokorozawa.lg.jp

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