滝の城跡
更新日:2023年12月8日
柳瀬の城地区にある城跡で、台地の縁辺部を利用した多郭式平山城です。土塁・堀・櫓台が残り、本郭・二の郭・三の郭の内郭とそれらを囲む外郭で構成されています。内郭は大石氏が築造、北条氏と関係深い「障子堀(畝堀)」を確認したことから、外郭は後世に北条氏によって拡張されたと推測されます。
戦国時代には、多摩西部と北関東の諸城を結ぶ「伝えの城」として重要な役割を担っていたようですが、天正18年(1590年)豊臣秀吉による小田原征伐とともに落城し、以降は廃城となりました。
現在、城跡の主要部分は、城山神社の境内地となっています。
【指定年月日】大正14年3月31日
【所在地】所沢市城537番地ほか
折りを多用した中堀
「滝の城跡」のご案内
所在地
所沢市城537番地ほか
交通アクセス
JR武蔵野線「東所沢駅」下車、徒歩約25分
西武池袋線/新宿線「所沢駅」東口から西武バス(志木駅南口行き)「城」下車すぐ
ところワゴン本郷・坂ノ下ルート「東所沢病院」下車すぐ
滝の城復元模型(「滝の城跡保存会」製作)
この復元模型は、生涯学習推進センター3階「常設展示室」にてご覧いただけます。
『埼玉県指定史跡「滝の城跡」発掘調査概報』を発行しました!
昭和61年以降、計11回にわたり実施した発掘調査結果の要点をまとめた概報を発行しました。
主に文化財保護課、埋蔵文化財調査センターにて配布しておりますが、数に限りがございますので、同内容のファイルを以下からダウンロードしてご利用ください。
『埼玉県指定史跡 滝の城跡 発掘調査概報』(PDF:3,306KB)
滝の城跡縄張り図
現地説明会の資料
【令和5年2月4日開催】埼玉県指定史跡「滝の城跡」整備事業に伴う第10次発掘調査現地説明会資料(PDF:643KB)
【令和4年2月5日開催】埼玉県指定史跡「滝の城跡」整備事業に伴う第9次発掘調査現地説明会資料(PDF:732KB)
注記:これらの現地説明会資料は調査当時の見解を示したものです。
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お問い合わせ
所沢市 教育委員会教育総務部 文化財保護課 ふるさと研究グループ
住所:〒359-0042 所沢市並木六丁目4番地の1
電話:04-2991-0308
FAX:04-2991-0309