滝之城横穴墓群

更新日:2019年3月7日

 埼玉県指定文化財(史跡)「滝の城跡」の本丸下には、横穴墓と呼ばれる墳墓が存在しています。
 昭和51年(1976年)、城跡崖面の防護工事中に偶然発見され、発掘調査によって9基の横穴墓の存在が明らかとなりました。周辺には10基以上の横穴墓の存在も確認され、大規模な横穴墓群が形成されていたことがわかっています。また、横穴の通路から出土した土器によって、これらの横穴墓群は7世紀後半を中心に形成されたと考えられます。
 横穴墓とは横穴古墳ともいわれ、古墳時代から奈良時代における墳墓の形態のひとつです。台地斜面の中腹に横穴を掘って羨道が設けられ、その先には玄室(遺体を安置する広い平坦面)が構築されます。
 発掘調査により出土した遺物は、所沢市立埋蔵文化財調査センターに展示及び収蔵されています。
【指定年月日】昭和51年4月1日
注釈:こちらの文化財所在地については、都合により記載しておりません。
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