【所沢市がん検診総合ページ】がん検診を受けましょう!
更新日:2023年3月8日
注目情報
広報ところざわ(令和5年3月号)に「がん検診」の特集記事が掲載されました(外部サイト)
がんは日本人の国民病!誰もがかかる可能性のある病気です。
日本人の約2人に1人が生涯のうちにかかるといわれ、死亡原因の第一位である「がん」。日本人にとって国民病といっても過言ではない状況です。
しかし、がんは不治の病ではありません!早期発見・早期治療で生存率は高まり、からだへのダメージや治療費の負担を軽減することができます。
診断と治療の進歩により、一部のがんでは、早期発見、そして早期治療が可能となってきました。がん検診は、こうした医療技術に基づき、がんの死亡率を減少させることが科学的に証明されている手法で実施されています。
「自覚症状がないから」「がんと診断されるのがこわいから」「痛いから」は、がん検診を受けない理由にはなりません。
自分のため、そして愛する家族のためにもがん検診を受けましょう。
5年相対生存率
5年相対生存率とは、がんと診断された場合の5年後における生存率を、同年代・性別の生存者数に対する割合で表したもので、治療によりどの程度の生命を救えるかを示しています。
早期に発見できた場合(1期)と進行してがんが発見された場合(4期)では、生存率に大きな差があることがわかります。
部位 | 病期 | |||
---|---|---|---|---|
1期 | 2期 | 3期 | 4期 | |
胃 | 98.7% | 66.5% | 46.9% | 6.2% |
大腸 | 98.8% | 90.9% | 85.8% | 23.3% |
肺 | 85.6% | 52.7% | 27.2% | 7.3% |
乳 | 100.0% | 95.9% | 80.4% | 38.8% |
子宮頸 | 93.6% | 82.2% | 67.9% | 26.5% |
前立腺 | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 65.6% |
全国がんセンター協議会「全がん協生存率調査」
部位別臨床病期別5年相対生存率(2011-2013年診断症例)より
受診を控えず、必要な検診を受けましょう
過度な受診控えは健康リスクを高めます
新型コロナウイルスの影響により必要な検診の受診を控えた結果、がんの早期発見・早期治療につなげられなくなる状況が懸念されています。
がん検診は不要不急の外出ではありません。受診を控えることなく検診を受けましょう!
実施機関では、感染症予防対策を行っています
保健センターや市内協力医療機関では、換気や消毒等、感染予防対策を徹底していますので安心して受診していただけます。
受診の際は、マスクの着用など、感染拡大防止にご協力をお願いいたします。
厚生労働省リーフレット「もしかして、控えてませんか?」(PDF:5,032KB)
がん検診について
がん検診の目的
がん検診の目的は、がんを早期に発見し、適切な治療を行うことで、がんによる死亡を減少させることです。単に多くのがんを見つけることががん検診の目的ではありません。
がん検診の対象は自覚症状の無い方です。
自覚症状の無いうちにがんを早期に発見し治療することが大切です。
自覚症状のある方は、早めに専門医療機関を受診することをお勧めします。
がん検診の限界
がんは発生した時点から、一定の大きさになるまで検査で発見することはできません。その可能性は、がんの種類や検査の精度によって異なります。さらに、がんそのものが見つけにくい形であったり、見つけにくい場所に発生する場合もあります。
検診でがんがすべて見つかるわけではないことを十分にご理解いただいて受診してください。
市で実施しているがん検診
市では、厚生労働省の「がん予防重点教育及びがん検診実施のための指針」に基づく胃がん検診、肺がん検診、大腸がん検診、乳がん検診、子宮頸がん検診のほか、独自に前立腺がん検診を実施しています。市のがん検診では検診に係る費用の一部を市が負担しているため、自費受診の場合と比べて、少ない自己負担額で受診することができます。
また市では多くの方に受診していただけるように3つの検診方式でがん検診を実施しています。
※検診の詳細については各検診のページをご確認ください。
検診の種類
検診種類 | 検査内容 | 対象者 | 費用 (自費の場合) |
検診方式 |
---|---|---|---|---|
胃がん(バリウム) | 胃部X線検査 | 40歳以上の方 | 1,200円 (約4,700円) |
集団、バス検診 で実施 |
胃がん(内視鏡) | 胃部内視鏡検査 | 50歳以上の方 (2年度に1度) |
2,000円 (約19,000円) |
個別検診で実施 |
肺がん | 胸部X線検査 | 40歳以上の方 | 800円 (約1,700円) |
集団、バス検診 で実施 |
大腸がん | 便潜血検査 | 40歳以上の方 | 500円 (約4,500円) |
集団、個別、 バス検診で実施 |
乳がん | マンモグラフィ | 40歳以上の女性 (2年度に1度) |
49歳以下:1,500円 50歳以上:1,000円 (約9,500円) |
個別、バス検診 で実施 |
子宮頸がん | 内診・細胞診 | 20歳以上の女性 | 1,000円 (約8,500円) |
個別、バス検診 で実施 |
前立腺がん | PSA検査 (血液検査) |
50歳から80歳の 5歳刻みの男性 |
1,000円 (約6,300円) |
個別検診で実施 |
肺がん検診の問診で対象となった方は喀痰細胞診検査(追加費用:700円)を組み合わせての受診をお勧めしています。
※喀痰細胞診検査だけの受診はできません。
検診方式
集団検診
「平日に胃、肺、大腸がん検診をまとめて受診したい」そんなあなたにおすすめ
- 平日に保健センターで実施
- 胃、肺、大腸がん検診をまとめて受診可能(約半日で終了)
- 実施日が多く日程変更がしやすい
- 胃がん検診はバリウム検査で実施
個別検診
「かかりつけ医で受診したい」「受診日を自分で決めたい」そんなあなたにおすすめ
- 市内協力医療機関で実施
- 医療機関が選べる
- 自分で医療機関に予約するので希望の日程で受診可能
- 胃がん検診は内視鏡で実施
バス検診
「平日は時間が取れません・・・」そんなあなたにおすすめ
- 土曜・日曜に保健センターまたはまちづくりセンターで実施(年数回)
※申し込み多数の場合は抽選になります
- 胃、肺、大腸がん検診をまとめて受診可能(約半日で終了)
- 乳、子宮頸、大腸がん検診をまとめて受診可能(約半日で終了)
- 胃がん検診はバリウムで実施
バス検診についてはこちら
あなたにおすすめの検診
健康に不安もないし、時間もないから、がん検診は…。(40代男性)
40代男性の死亡原因第1位はがんです。がんは40代から増えるため、健康に自信があるうちから定期的に検診を受診することが重要です。
胃がん、肺がん、大腸がんの3つの検診であれば半日で完了します。「そうは言っても平日はお休みが取れなくて…」というあなたには休日のバス検診がおすすめ。
40代男性におすすめの検診(左から年代別の罹患数が多い順※) | ||
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大腸がん | 胃がん | 肺がん |
毎年会社の健康診断で肺のレントゲン検査だけは受けています。(50代男性)
肺がんは50代男性がなりやすいがん第3位。第1位の大腸がんと第2位の胃がんを市のがん検診で受診すれば理想的。
50歳から受けられる内視鏡での胃がん検診の場合、2年に1回の受診でOK。せっかく受けるなら、採便して提出するだけの大腸がん検診を同時に受けないなんてもったいない。
50代男性におすすめの検診(左から年代別の罹患数が多い順※) | |||
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大腸がん | 胃がん | 肺がん | 前立腺がん |
乳がん検診も子宮頸がん検診も一度に受けたいけど平日は時間が無くて…。(40~50代代女性)
40代、50代女性に最も多いのは乳がん。また、子宮頸がんも年代別の罹患数が40代でピークを迎え、50代の罹患数も多いため要注意です。令和5年度から休日のバス検診で子宮頸がん検診も実施するので乳がん検診との同時受診も可能です。
さらに、大腸がんは乳がんに次いで50代女性がなりやすいがん第2位。大腸がん検診も一緒に受ければさらに安心。
40代、50代女性におすすめの検診(左から年代別の罹患数が多い順※) | |||||
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40代 | 乳がん | 子宮頸がん | 大腸がん | 胃がん | 肺がん |
50代 | 乳がん | 大腸がん | 肺がん | 胃がん | 子宮頸がん |
国民健康保険の特定健診は受けているけど…。(60代男性)
大腸がん検診は特定健診と同時受診が可能です。事前申し込みは不要で医療機関で採便容器を受け取り、提出するだけ。
市から案内が届いている方は前立腺がん検診も一緒に受けられます。
60代男性におすすめの検診(左から年代別の罹患数が多い順※) | |||
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大腸がん | 前立腺がん | 胃がん | 肺がん |
がん検診なんてまだ先の話でしょ…。(20代~30代女性)
子宮頸がんは若年層に多いがんで、治療のために子宮を失う20代、30代の女性が毎年約1,000人にのぼります。しかし、早期発見・治療すれば90%以上は完治し、妊娠・出産にも大きな影響はありません。早期のうちは自覚症状がないため、検診でなければ見つけることはできません。
20代、30代女性におすすめの検診 |
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子宮頸がん |
※出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(全国がん登録2019)
がん検診の申し込み及び受診をご遠慮いただく方
- 勤務先等の健康診断や人間ドック等でがん検診を受診する機会がある方
- 1年以内に医療機関で同等以上の検査を受けた方
- 自覚症状がある方
- 希望するがん検診に関するがんになったことがある又は医療機関で検査中・治療中、医師より経過観察と言われている方
- がん検診の結果、たびたび要精密検査となっている方
- 前年度の結果が要精密検査となった方で、まだ精密検査を受けていない方
- 今年度中に市民医療センターでの人間ドックオプションで、胃がん検診、肺がん検診・乳がん検診・子宮頸がん検診、前立腺がん検診を受診する方
- 妊娠中の方、妊娠している可能性がある方(大腸がん検診のみ可能)
がんリスクチェック(国立がん研究センター)
国立がん研究センターのウェブページでは、がん等のリスクをチェックすることができます。
あなたの生活習慣を振り返り、がん予防に役立てましょう。
がんリスクチェックはこちら(外部サイト)
日本人のためのがん予防法(国立がん研究センター)
喫煙
たばこは吸わない。他人のたばこの煙を避ける。
飲酒
飲むなら、節度のある飲酒をする。
食事
偏らずバランスよくとる。
- 塩辛い食べ物や食塩の摂取は最小限にする。
- 野菜や果物不足にならない。
- 飲食物を熱い状態でとらない。
身体活動
日常生活を活動的に過ごす。
体型
適正体重を維持する。(太り過ぎない、やせ過ぎない)
感染
- 肝炎ウイルス感染の有無を知り、感染している場合は治療を受ける。
- ピロリ菌感染の有無を知り、感染している場合は除菌を検討する。
- 該当する年齢の人は、子宮頸がんワクチンの定期接種を受ける。
科学的根拠に基づくがん予防(国立がん研究センターがん情報サービス)へ(外部サイト)
生活習慣の見直しとがん検診の定期的な受診で、がんの予防と早期発見・早期治療に結びつけましょう。
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お問い合わせ
所沢市 健康推進部 保健センター健康管理課
住所:〒359-0025 所沢市上安松1224番地の1
電話:04-2991-1811
FAX:04-2995-1178