金銅造阿弥陀三尊立像
更新日:2019年3月7日
この阿弥陀三尊像は、長久寺の本尊として伝来したもので、秘仏になっています。
三尊の高さは、中尊の阿弥陀如来像が19.3センチメートル、左脇侍の観世音菩薩像が12センチメートル、右脇侍の勢至菩薩像が11.2センチメートルと大きなものではありません。衣の襞などの様式から、南北朝時代に製作されたものと推測されます。また、身部には金色の残容が見られるので、銅造鍍金の金銅仏と思われます。
寺伝では、長久寺の本尊は善光寺式となっていますが、本像は脇侍の両菩薩が腰をかがめ、観世音菩薩像は両手で蓮台を捧げており、来迎型の阿弥陀三尊です。この三尊像は開山の頃から伝来したものと思われ、また、本尊を変更する理由も考えられないため、時宗の本尊ということで、寺伝では善光寺式と誤って伝えられたようです。
【指定年月日】平成8年9月5日
注釈:こちらの文化財所在地については、都合により記載しておりません。
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注釈:秘仏のため、この文化財の画像はご紹介できません。
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