わたしたちの市議会

更新日:2015年5月1日

 皆さんの学校には「児童会」や「生徒会」があって、いろいろな行事やきまりなどを決めていると思います。同じように、所沢市にも「所沢市議会」があって、市民の皆さんから選ばれた議員が所沢市をより快適に住みやすいまちにするために活動しています。「市議会」のしくみや活動について勉強しましょう。

約34万人で会議!?

 朝、目をさまして顔を洗う水、その水が流れていく下水道、皆さんが歩く道路、毎日通う学校、放課後遊ぶ公園や広場、家庭のごみの処理、火災から私たちを守る消防署、図書館や医療センターの運営など、市の仕事は私たちの生活に密着していて、広い範囲にわたります。こうした身近な市の仕事については、私たち市民がみんなで集まり、話し合って決めるのが理想です。でも、もし所沢市民全員が集まったとしたら約34万人。こんなに大勢の人が一か所に集まって話し合うなんて、とてもできませんよね。そこで市民を代表して話し合ってくれる人を選挙で選びます。選ばれた人たちを市議会議員といいます。この人たちが集まって、市民生活の中のいろいろな問題の解決策(かいけつさく)を考えたり、市の予算〔市のお金の集め方や使い方〕や条例〔市の仕事を行うためのきまり〕を決めたりします。これが市議会です。市議会は市政(しせい)を進めていくうえで大切なことがらを決める議決機関(ぎけつきかん)です。一方、実際の市政を進めていくのは市長です。こちらは執行機関(しっこうきかん)といいます。たとえば、市長が新しい事業を行なうための予算を提案しても市議会の議決がなければ執行することはできません。市議会と市長の関係はよく車の両輪にたとえられ、両者はお互いに独立した立場にあって協力をしながら、よりよい市政を進めるようにしています。

議員は33人

 市議会は、市民が選挙で選んだ市議会議員によって構成されています。所沢市議会の議員の数〔定数〕は平成27年4月の選挙から33人です。定数は法律や条例で決められています。議員の活動期間〔任期〕は、4年間です。市内に住んでいる満25歳以上の選挙権のある人ならば、だれでも立候補することができます。皆さんの学校の児童会長や生徒会長にあたるのが議長です。議長は、議場の秩序を保ち、議事を順序良く進め、議会を代表します。議長・副議長は、議員の中から選挙で選ばれます。副議長は、議長が事故などで不在のとき、または欠けたときに議長のかわりをつとめます。

議場

市議会のしごと

 市議会は、定例会と臨時会(りんじかい)に分けられます。定例会は毎年3月、6月、9月、12月の4回必ず行われますが、臨時会は、必要があるときに開かれます。その中で、条例や、予算などが決められます。このように会議を開いて所沢市の意思を決定することを「議決」といいます。議決しなければならないことは、法律によって決められています。会議には、全員が議場に集まる本会議のほかに、議案などをいくつかの部門に分けてくわしく審査(しんさ)する委員会があります。市の政治が正しく運営されているかどうかをチェックすることも、市議会の大切な仕事です。市議会開催中に一般質問を行なうのは、そのひとつです。また、市議会は市民生活に関係する重要なことについて、その仕事を受け持っている国や県などに意見書や要望書を提出することも行っています。

私たちと市議会

 このように私たち市民の代表である市議会は、条例や予算をはじめ、市役所のいろいろな仕事のしかたを決めるところです。そして、市議会で決った仕事を実際に行うのが市役所なのです。また、市議会では、市民の日常生活でのいろいろな希望や要求を「請願(せいがん)」や「陳情(ちんじょう)」という形で受け付けています。提出された「請願」や「陳情」は、市議会の委員会で十分に話し合い、本会議で採択(さいたく)か不採択かが決められます。なお、本会議は公開されていて、だれでも〔小学生以下は許可が必要です。〕傍聴(ぼうちょう)〔見学〕することができます。傍聴は市議会の活動にふれることのできる身近な方法です。皆さんの中で傍聴をしたいと思う人は、市役所低層棟(ていそうとう)3階にある議会事務局に問い合わせてください。実際の議会の様子を見学できるかもしれません。

お問い合わせ

所沢市 議会事務局
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 低層棟3階
電話:04-2998-9256
FAX:04-2998-9222

a9256@city.tokorozawa.lg.jp

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