農作業中の熱中症に注意しましょう
更新日:2023年7月28日
熱中症とは、温度や湿度が高い中で、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、体のだるさ、ひどい時には、けいれんや意識の異常など、様々な障害を引き起こす症状のことです。
高温、高湿下での農作業は、熱中症を引き起こしやすいため、以下の予防のポイントを守り、十分に注意して作業を行いましょう。
●通気性の良い服装と帽子の着用
通気性の良い服と帽子で、直射日光を避けましょう。
その他にも、冷却グッズ(保冷剤をくるんだタオルや空調服など)を活用して、体温低下に努めましょう。
●こまめな水分・塩分補給
「のどが渇く前」に、こまめに水分や塩分(塩あめや梅干し、スポーツドリンクなど)を補給することが大切です。
作業時は、あらかじめ休憩時間を決め、一定時間おきに木陰などの涼しい場所で休憩をとるようにします。
●ハウスや畜舎の換気
ハウス内等での作業時は、短時間の作業でも側窓や天窓を開放して風通しをよくしましょう。
●複数人での作業
1人作業を極力避け、2人以上での作業を心掛けましょう。
1人で作業する場合は、必ず、家族や近所の人に作業場所と帰宅予定時刻を伝えましょう。
周囲の人にも気配りをし、少しでも体調が悪そうだと感じたら、休息をとらせるようにしましょう。
●無理のない作業計画
作業はなるべく暑い時間帯を避け、朝夕に集中して行うようにしましょう。
体調が悪いときには無理をせず、できる限り作業をひかえましょう。
●熱中症になってしまったときの応急処置
・衣服をゆるめ、涼しい場所に寝かせる
・氷水につける、水を掛ける、扇風機等で強い風を送るなどして、なるべく早く体を冷やす
・飲めるようならこまめに水分をとらせる
注記 意識障害(受け答えがおかしい、意識がない)がある場合や、症状が回復しない場合は、迅速に医療機関を受診してください。
参考資料
関連リンク
高温に対する農作物等管理技術対策について(埼玉県ホームページ)(外部サイト)
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