手足口病の流行警報が発令されました
更新日:2024年6月27日
警報が発令されるのは、令和4年以来2年ぶりです
手足口病の埼玉県感染症発生動向調査による2024年第25週(令和6年6月17日から6月23日まで)の1医療機関(定点)当たりの報告数が、前週の4.28人から7.04人へと増加し、国の定める警報の基準値である5人を超えました。
年齢別では1歳が一番多く、1歳までで全体の約5割を占めています。
手足口病を予防するためには、マスク着用等による咳エチケットやこまめな手洗いが重要です。
また、家族や周囲の人がかかってしまったときは、おむつ交換や看病の後に流水と石けんによる手洗いを十分に行い、タオルの共用はしないようにしましょう。
手足口病とは
手足口病は、口の中や、手のひら、足の裏や足の甲などに出現する水疱性の発疹を主な症状とするウイルスが原因の感染症です。
4歳くらいまでの乳幼児を中心に主に夏に流行し、潜伏期は3~5日といわれています。
主な感染経路
- 咳やくしゃみによる「飛沫感染」
- ウイルスに汚染されたものに触れることによる「接触感染」
- 便と一緒に排泄されたウイルスが口に入る「糞口感染」 です。
特に、乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園では、感染が広がりやすいので注意が必要です。
手足口病を広げないために
マスクを着用する等咳エチケットをお願いします
飛沫感染を防ぐため、普段からマスクの着用等咳エチケットを心がけましょう。
咳エチケットとは?
(1)咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと
(2)咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをすること
(3)手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと 等
手洗いの徹底をお願いします
接触感染を防ぐには、手指などに付いたウイルスを流水・石けんによる手洗いで物理的に取り除くことが有効です。
なお、アルコールによる消毒効果は弱いとされています。
また、この病気は、治った後で比較的日数が経過した場合であっても、便と一緒にウイルスが排泄されることが知られています。さらに、感染しても発病しないままウイルスが排泄される場合があるとも考えられています。
そのため、おむつ交換の際には、排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いを行ってください。
手足口病にかかったら
基本的には症状の軽い病気ですが、まれに髄膜炎等の合併症が起こる場合があります。
経過観察を行い、高熱、頭痛、嘔吐、ぐったりとした状態などの症状が見られたら、すぐに医療機関を受診しましょう。
関連リンク
埼玉県感染症情報センターホームページ「定点把握対象疾患の動向」(外部サイト)
埼玉県感染症情報センターホームページ「感染症の基礎知識」(外部サイト)
厚生労働省ホームページ「手足口病に関するQ&A」(外部サイト)
政府インターネットテレビ「正しい手洗いの仕方」(外部サイト)
お問い合わせ
所沢市 健康推進部 保健医療課
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