ノロウイルスの感染予防について
更新日:2017年12月12日
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は一年を通して発生していますが、特に12月の中旬頃にピークとなる傾向があります。この時期に発生する感染性胃腸炎のうち、特に集団発生例の多くは、ノロウイルスによるものであると推測されており注意が必要となります。ノロウイルスは手指や食品などを介して感染し、下痢・おう吐・吐き気・腹痛などを起こします。手洗いの徹底やふん便・吐物の適切な処理等の感染予防対策に努めましょう。
なお、これまで感染者が食品の調理に従事することによる食中毒も多発しています。ノロウイルスによる食中毒の発生防止対策にも気をつけましょう。
詳しくは、厚生労働省のホームページをご参照ください。
ノロウイルスとは
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、嘔吐したものを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。
ノロウイルスについてはワクチンがなく、また、治療は輸液などの対症療法に限られます。なにより予防が大切です。
患者のふん便や吐物には大量のウイルスが排出されるので、次のことにご注意ください。
- 外出から帰ったとき、食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。
- 下痢やおう吐等の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
- 胃腸炎患者に接する方は、患者の便や嘔吐したものを適切に処理し、感染を広げないようにしましょう。
特に子どもやお年寄りなどの抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べましょう。また、調理器具等は使用後に洗浄、殺菌しましょう。
手洗いの方法
ノロウイルス等の食中毒予防のための適切な手洗い(動画)(外部サイト)
- 手首まで洗うので、袖口をしっかりまくり上げる。
- 石けん(手洗い用ソープでもいいです)をよく泡立たせて、手のひら・手の甲・指の間・手のひらのしわ・親指全体・指先(ツメの生え際)・手首の順番でしっかり洗う。
- 流水で石けん成分をよく洗い流す。
- 清潔なタオルで水気を拭き取る。
1日に何回も手を洗いますが、そのたびにこの洗い方を面倒がらずにしてください。
また、外出から戻ったときにはうがいも忘れずに!インフルエンザ予防にもなります。
体調がすぐれないときには抵抗力が低下していることがあります。無理をせず、体を休ませましょう。
日常生活における感染予防は手洗い・うがいだけではありません。日ごろから十分な睡眠(少なくても7時間)をとり、3度の食事を規則正しく食べ、適度に体を動かすことが必要です。
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