基本的な感染症防止対策をお願いします

　多くの方が日本と外国を行き来するようになった現在、日本ではあまり見られないさまざまな感染症に感染される方が非常に多くなっています。細菌やウイルスなどの病原体が、空気や水などの身の回りの環境や、動物や人との接触を通して、人の体に入って増えることを「感染」と言います。こうした病原体に感染して起こる病気のことを「感染症」と言い、世界全体で死亡原因をみると、感染症で死亡する人の割合は4分の1を占めています。
　このため、感染症が拡がらないよう適切な対策が重要となっています。

手洗いをすることにより、手についている見えないバイ菌、ウイルスを落とすことができます。
人は無意識のうちに目、鼻、口などの粘膜を手で触っています。感染パターンが一番多い「手」を意識的に消毒し、接触感染を防ぎましょう。

咳やくしゃみの飛沫により感染する感染症は数多くあります。
「咳エチケット」は、これらの感染症を他人に感染させないために、個人が咳・くしゃみをする際に、マスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえることです。
特に電車や職場、学校など人が集まるところで実践することが重要です。

季節を問わず、定期的に換気することが大切です。

発熱などの症状がある場合は、医療機関に事前にご連絡してください。
医療機関により、診察の時間帯などを分けている場合がありますので、事前に受診方法を確認してください。
また、体調がすぐれない時は、仕事や学校を休んで、外出を控えるようにしましょう。