12月1日は世界エイズデー
更新日:2024年9月2日
「U=U 知ることから、もう一度。12月1日は世界エイズデー。」
今年度のキャンペーンテーマは、この「U=U」という言葉を知ることをきっかけに、もう一度HIV/エイズのことを皆で考えてみましょうというメッセージが込められています。
HIV治療を受け、血液中のウイルス量が検査で検出できない程度に最低6ヶ月以上継続的に抑えられているHIV陽性者からは、性行為によってHIVが感染することがないことが確認されています。
このことは、Undetectable(検出限界値未満)=Untransmittable(HIV感染しない)、略して「U=U」と呼ばれています。
ひとりでも多くの人がHIV/エイズのことを自分の事として捉え、HIV/エイズに関する検査や治療、支援などの知識を身につける契機とし、最新の知識の普及を通じて、HIV検査の受検促進や差別・偏見の解消につなげましょう。
狭山保健所はじめ埼玉県内の保健所では、エイズ・梅毒等の性感染症検査を実施しております。
匿名・無料(予約制)で受けられます。
狭山保健所ホームページ(外部サイト)もご覧ください。
問い合わせ 狭山保健所 電話番号 04-2954-6212
HIV/エイズとは
HIVとは
HIVとは、ヒト免疫不全ウイルスというウイルスのことです。
Tリンパ球やマクロファージなどの免疫細胞に感染し、免疫力を低下させてしまいますが、自覚症状がほとんどないため自分で感染に気づくことは困難です。
エイズとは
HIVによって体の免疫力が低下し、その結果としてさまざまな合併症が出た状態のことをAIDS、エイズと言います。
エイズ指標疾患と呼ばれる代表的な23の疾患が決められており、これらを発症した時点でエイズと診断されます。
体内からHIVを完全に排除することはできませんが、継続的な治療を行うことでHIVに感染してもエイズ発症を抑えられ、感染する前とほぼ同じように生活をすることができます。
感染経路
HIVの感染経路は、主に「性行為による感染」「血液感染」「母子感染」の3つです。
HIVは、感染している人の血液、精液、膣分泌液、母乳に主に含まれ、粘膜や傷口を通して人の体に入り、感染を引き起こします。
HIVが生息できるのは体液、血液の中だけで、汗、涙、だ液、尿、便などには、他の人に感染させるほどのウイルス量は含まれていません。
また、空気や水に触れると感染力を失います。
予防
HIVを予防するには、正しい知識をもって行動することが大切です。
性行為による感染を防ぐために
- 性交、オーラルセックスの際はコンドームを必ず使う、正しく使う
- 性器具を共用しない。
HIV感染症/エイズは「誰でもかかる可能性がある」病気です。
「自分は大丈夫」と思わず、しっかりと対策することが必要です。
血液感染を防ぐために
- 注射器具の共用は絶対にしない。
日本国内の医療機関で使用する針は、使い捨てのため輸血や血液製剤による感染はまずありません。
HIVに感染した血液に触れたり、血液が体内に入ったりする可能性がある行為は避けましょう。
母子感染を防ぐために
- 妊娠中の服薬
- 帝王切開による出産
- 人工栄養(粉ミルク)での養育
女性がHIV陽性の場合でも、これらの措置をとれば、赤ちゃんへの感染は1%以下に抑えられます。
よくパートナーと話し合い、妊娠・出産を希望する場合はHIV治療の専門医のサポートを受けながら計画を立てましょう。
感染したかもと思ったら
HIV感染症/エイズは「誰でもかかる可能性がある」病気です。
治療による経済的な面では、さまざまな助成制度を利用することによって、医療費の自己負担額を減らすことができます。
一人で抱えずに、信頼できる身近な人、医療機関のスタッフ、専門相談員、NGO・NPOや保健所などの相談機関に相談してください。
関連リンク
エイズ検査等血液検査を実施しています - 埼玉県 (saitama.lg.jp)(外部サイト)
HIV検査・相談マップ (hivkensa.com)(外部サイト)
令和6年度「世界エイズデー」キャンペーンテーマ|API-Net エイズ予防情報ネット (jfap.or.jp)(外部サイト)
お問い合わせ
所沢市 健康推進部 保健医療課
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