平成30年10月号 鈴木 あずささん(株式会社西武ライオンズ 事業部リーダー)
更新日:2018年9月28日
プロフィール
鈴木あずささん
上山口在勤。
2004年のシーズンから埼玉西武ライオンズの場内アナウンスを担当。
メットライフドームだけでなく、他球場での主催試合もアナウンスをこなす。
喉のケアに、はちみつ味のあめが欠かせない。
北海道出身。
ライオンズを声で支える 名脇役
メットライフドームのバッターボックスのちょうど真裏に位置する放送室。そこから聞こえてくる透き通った声の持ち主は、西武ライオンズの球団職員として、場内アナウンスを務める、鈴木あずささんだ。
ライオンズの球団職員になる前は、別の野球場で働いていた鈴木さん。たまたま、当時のライオンズに注目している選手がいたことから、ライオンズのウェブサイトを眺めていると、場内アナウンスの求人を発見。日頃、野球場のガイドをしていて、声を使う仕事が好きだったことから、場内アナウンスの仕事に就くことを決意した。
場内アナウンスは「1番、バッター…」などと、アナウンスする仕事だが、球団ごとに場内アナウンスには特徴があることをご存じだろうか。「ライオンズの場合は、語尾が上がるんです。最初はその感覚をつかむのが大変でした」。実演してもらうと、なるほど、語尾を上げることで、広い球場のスタンドまで声が通る。この美しい声を維持するためには、日頃の喉のケアも欠かせない。放送室に大量のあめが常備してあるのも頷ける。
昨年12月までは広報部に所属し、場内アナウンスの他に、選手の取材対応や、日々の新聞、ニュースのチェックなどをこなしていた。ファンの間では、選手への″いじり″で、名物アナウンスとして知られる鈴木さんは、「自分への取材対応をすることもありました」と苦笑い。
鈴木さんが目指すのは、試合の進行を妨げることなく、無事に一試合一試合、アナウンスを終えること。「主役である選手の邪魔をしないように心掛けています。しかし、せっかくこの球場に来てくれるお客さんのために、試合を終えたときに、少しでも皆さんの心に残るアナウンスができればとも思います。そのバランスが難しいんですよ」。さながら、主役を支える名脇役のようだ。街で声を掛けてくれるファンも多いという。「ライオンズのファンはアットホームで、まるで親戚のようです」
今年は、ライオンズが所沢に誕生して40周年。球団職員として選手を見てきた鈴木さんによると、今シーズンの好調ぶりにはファンの力が大きいという。「今年は試合を観に来てくれるファンが多くて、声援が大きく聞こえます。しかも、途中まで負けていても、試合終了まで残ってくれている方が多いなと感じます。そのおかげか、選手一人一人の表情も明るいです」
「ファンの皆さんが、ライオンズの勝利を信じてくれているからこそ、選手はもちろん、私たちスタッフも頑張れます。優勝に向かって一緒に戦ってください!」
今シーズンの残り試合もあとわずか。10年ぶりの優勝を目指して、みんなで応援していこう!
(取材:宮崎)
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