平成29年3月号 八角朱恵さん(所沢市国際交流フォーラム実行委員)
更新日:2017年3月1日
プロフィール
八角朱恵さん
国際交流フォーラム実行委員。中国・上海出身。同実行委員会の他、市の外国人生活相談員としても活動中。
直接会って話すこと、それが心と心をつなぎます
10年前、総合司会を務めた八角さん
4,748人。これは、所沢市内に住んでいる外国人の数です(平成29年1月末現在)。
「実は、所沢には多くの外国人が住んでいるのですが、普段の生活の中で触れ合うことのない人も多いかもしれませんね。
でも、所沢には年に一度、所沢に住む外国人と日本人が交流できる、国際交流フォーラムというとても良いイベントがあるんですよ」
と語る八角朱恵さんは、実行委員として国際交流フォーラムを支えている唯一の外国人です。
中国・上海出身の八角さんは、中国の中学校で国語教師をしていた27歳の時、初来日。日本人男性と結婚して日本での生活がスタートしました。
多くの外国人が参加するフォーラム
「今まで所沢・川越・狭山市などの国際交流事業に携わってきましたが、始まりは、所沢市の姉妹都市通訳の依頼を受けたことでした。
その後、所沢に越したことで、本格的に所沢市の事業に携わりはじめました。国際交流フォーラムも第1回から参加し、今まで4回、総合司会をさせていただいたこともあります。当時は、今ほど日本語が上手ではなく、一生懸命原稿を暗記しました。何百人もの前で母国語ではない言葉で話すのはとても緊張しましたが、成功してうれしかったです」と、外国人参加者ならではの体験を語ってくれました。
直接話すことが心をつなぎます
平成8年から始まった国際交流フォーラムは、毎年、実行委員会が企画を考え開催しています。
その中で、八角さんは外国人目線の意見を積極的に提案しています。
「外国人が意見を言える環境があることが大切だと思います。外国人の私も自由に発言できてありがたいです。
当たり前のことですが、文化が違えば考え方も違います。活動の中で、日本人との考え方の違いに直面する場面もありますが、互いの文化を知るきっかけになっていると思います。まさに国際交流です」とにこやかに笑います。
「国際交流というと難しく感じるけれど、直接会って話すことが、互いを理解するために大切なこと。
国際交流フォーラムに参加すると、人と人の交流、心と心がつながるためには、
互いの言葉や文化、年齢は関係ないんだということが実感できるはずです。
相手の良いところを知って、自分の良いところも知ってもらえる国際交流フォーラムは、
知らない人同士が仲良くなるチャンス。外国人、日本人関係なく、ぜひ、多くの人に遊びに来てほしいです」
今年の国際交流フォーラムは3月19日(日曜)。
きっとそこには、新しい世界、新しい友達、新しいあなた自身が待っています。
(取材:佐々木)
第22回所沢市国際交流フォーラム
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