平成28年5月号 村松 優翔さん(ところざわ学生映画祭実行委員長)
更新日:2016年5月1日
プロフィール
村松 優翔さん(市内在学)
ところざわ学生映画祭実行委員長。
早稲田大学人間科学部4年生。
映画サークルで監督を務めるほか、役者としても映画に関わる。
3年間で20本以上の作品に携わってきた。
所沢に「100年続く学生映画祭」を創りたい
平成27年に産声を上げた「ところざわ学生映画祭」。
2年連続の実行委員長として、手作りの映画祭の舵を取るのが村松さんです。
企画・運営・広報まで、ほとんどを市内在学の学生が担います。
前回は第1回にも関わらず超満員の約200人を集めました。
きっかけは日本大学芸術学部の学生と所沢の情報発信サイト「とこなび」運営者が学祭に撮影に来たこと。
「大学間で切磋琢磨したらおもしろい」と始めました。
準備期間があまり取れなかったため、第1回は撮りためていた作品を上映。
今回は、映画祭用に撮った作品でのコンペとなり、さらに熱が入ります。
公募の予選会を開催したところ、全国から40作品以上が集まりました。
外部の視点も入れた厳しい審査を勝ち抜いた11作品を当日上映します。
「誰もが楽しめるバランスの取れた構成になっています。
1日でこれだけ幅広いジャンルの映画を観ることはないと思います」。
今回は市内の芸術総合高校も参加。
さらなる若いパワーに注目です。
学生映画のおもしろさは、制作意図がダイレクトに伝わってくるところ。
商業映画のようにスポンサーやキャストのしがらみがないため、「とがった作品」が作りやすいのです。
従来の映画鑑賞を超える体験が待っています。
「所沢は映画に理解があるまち。市がロケーションサービスに力を入れていたり、ロケ中にまちの人から声をかけていただいたり、居心地がいいんです」。
上映作品に“所沢”が感じられる作品が多いのもうなずけます。
「まだ所沢に色はついていないと思います。これから5年、10年をかけて『所沢といえば学生映画祭』といわれるように色をつけられたらいいですね。
地元の方に愛され、誇れるものになって、ミューズの大ホールが大歓声に包まれる。
そんな100年続く映画祭を創りたいです」。
メディア業界で活躍を夢見る村松さんの目は、所沢の未来を見据えています。
5年後、10年後に「世界のムラマツ」として映画祭に戻ってくる。
そんな映画のようなストーリーを期待したくなりました。
(取材:鹿島)
第2回ところざわ学生映画祭
日時
平成28年5月8日(日曜)午前10時30分から午後6時まで
場所
西武所沢店8階ワルツホール
定員
先着150人(入退場自由)
お問い合わせ
所沢市 経営企画部 広報課
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 高層棟3階
電話:04-2998-9024
FAX:04-2994-0706